石上神宮フォトログ 山の辺の杜から
2017.01.21
寒風にはためく
テーマ:境内

寒風にはためく大陸の冷え込んだ高気圧から吹きだす風は強く寒く、北風と表現されます。

神社の建物は比較的壁が少なく、風はよく吹き抜けるので、夏は心地良い気分にさせてくれますが、冬は身を寄せる所がなく、耐え忍ぶば

かりです。

毎朝、拝殿・楼門以下各社殿のふきそうじをするが、夜に吹いた風が境内の砂を巻き上げ、床がザラザラになることがあり、落葉は建物の

隅に重なって積み上がっていたりしてます。

夕方に頑張って、はきそうじもするが夜の空風(からかぜ)ですべて徒労となり、北風を恨む神職も結構います。

私はと言えば、いつも厳寒の隙間風に馴れているので大丈夫でーす。

2017.01.19
春近し
テーマ:境内

春近し陽気に満ちた春は随分先のこととなりますが、放射冷却の朝の冷え切った野原に明るい柔らかな光が差し込むと、たちまちに風情が一転し

てゆるんだ景色となり、厳寒にも拘わらず背に受ければ、少々暖かい思いになります。

それでも昼前までの日陰は霜が解けず一面真っ白で、所々木漏れ日が差し込む所だけが、乳白色の世界から、いつもの色にもどっていま

す。

冷え込んだ日の日向(ひなた)と日陰は相当の温度差があるのがわかります。

20日が寒さの底となる大寒ですが、日の光は日に日に力強くなっているように見えるのは、春の到来を熱望する気の早い年寄りの視力

のせいかもしれません。

寒い時こそ頑張って春を探しましょ。

2017.01.15
皆様のところはどうですか
テーマ:境内

皆様のところはどうですか目が覚めると、所々うっすらと白くなっていました。昨日の強風も治まり、大きな障害もなく、本日15日の祭典と続いての古神符焼納祭

は多くの参列のもと無事に終えることができました。

新年の初雪で、早朝は清新の気に満ちた景色となっていました。

お正月の雪では、いつも「万葉集」の一番最後に載せられる大伴家持が詠んだ「新(あら)たしき年の始めの初春の今日降る雪のいやしけ吉

事(よごと)」が思い出されます。

新しい年のはじめに降るおめでたい雪のように、この一年いよいよ吉い事が重なりますようにと言った意が込められ、豊年のしるしとも考

えられていました。

小正月の今日、見た雪は少々でしたが、皆様に吉い事が重なる年となりますようお祈りをしました。

2017.01.12
墨痕淋漓(ぼっこんりんり)
テーマ:境内

墨痕淋漓墨で書いた文字に勢いがあふれているさまを言う四字熟語で、よく似た表現に溌墨淋漓(はっぼくりんり)もあります。

お正月の奉納書初大会での優秀な作品が今月の28日まで廻廊に掲示されています。

入賞の中で特にすぐれたものには、市長賞、議会議長賞、教育委員会教育長賞、宮司賞などの特別賞もあり、いずれも力を込めて書か

れた作品ばかり。

皆さんは筆や硯になじみが薄いと思いますが、神社では結構使う機会があり、一般の人は神職は筆字が上手と思っておられる方が多く、

これは大きな誤解で、使い慣れているのと、字がうまいのとは別問題です。

朱印帳を見ると一目瞭然で、いつも真剣勝負を心がけています。

結果はいづれも、、、。

2017.01.09
東雲の光(しののめのひかり)
テーマ:境内

%e6%9d%b1%e9%9b%b2%e3%81%ae%e5%85%89昨夜の雨で少し靄(もや)った境内に遅い朝の味爽の光がつきぬける。

お正月の賑わいで、御空をあがめることもなく、早くも七日正月も過ぎ、改まった清新の景色もすっかり見慣れたものになってしまいまし

た。

毎年のことながらお正月気分を味わうこともなく過ぎ行く新春、余裕ができた頃は世の中お正月モードではなく、すでに平常モードになっ

ています。

これってひょっとして愚痴ですか。

まあそれでも気持ちの良い朝の光でした。

朝の光見てますか。