石上神宮フォトログ 山の辺の杜から
2018.08.19
うつしき青人草(あおひとぐさ)
テーマ:境内

 

この語句は『古事記』の上巻に出ていて、その前後を記すと「・・・葦原中国(あしはらのなかつくに)に有らゆるうつしき青人草

の・・・」とあって、葦(あし)のはえ茂る地上の国にいるすべての現在生きている人民と口語訳がしてあります。

うつしは「現い・顕し」の意で、現に生きていると訳されています。

青人草とは草のことではなくて、人のことで人が生まれて増えるのを青草が生い茂るのにたとえた言葉です。

確かにこの時期はどこもかしこも土のある所は青草がどんどん茂ってきて、草との闘いの日々となります。

昔は草と同じように人も増えるばかりと決まっていましたが、現在は葦原中国の青人草の数は減ってきていて、増える要素は見つかりませ

ん。

本当に近いうちにこの国が葦原で覆い尽くされてしまうのではないかと生い茂る青草を見て心配しています。

2018.08.16
鵲(かささぎ)の渡せる橋
テーマ:境内

 

当神宮の「七夕竹アート ライトアップ」も明日17日の午後9時30分で終了となります。

明日は奇しくも旧暦の7月7日で、旧七夕と言うことになります。

今の7月7日はまだ梅雨のさなかで、屋外の行事が心配されることもあって、仙台など地域によっては月遅れや旧暦で行なっている所もあ

ります。

七夕の歴史は大変古く、驚くべきことに『万葉集』に133首も記載があって、その中で柿本人麻呂が詠ったとされる歌集には38首もあ

ります。きっと大歌人の琴線に触れるものがあったのでしょうね。

七夕は機織り(はたおり)に関わって、織女祭、星祭や中国伝来の行事と日本古来の伝承や盆行事など時期が近接していることもあって、習

合して成り立っています。

中国では牽牛(けんぎゅう)と織女(しょくじょ)、日本では織姫(おりひめ)と彦星(ひこぼし)が年に一回、七夕の夜、天の川に鵲がその翼を

広げ並べたそれを渡って逢えると言うロマンチックな内容になっています。

どうも最近運動不足でとても鵲の橋は渡れそうもなく、橋ももたないと思うので、一人岸辺で天の川の水面(みなも)に照り映える織姫さん

を眺めるだけにします。

2018.08.13
73年が過ぎました。
テーマ:境内

 

今月に関る大事な俳句に「八月や六日九日十五日」というのがありますが、今の若い人には何のことなのか、内容のわからない人が多いと

言う。

日本が戦争をしたのか、原子爆弾が本当に日本に2回も落とされたのか?終戦がいつなのかなどなど。

この国がいくら長寿の国になったと言っても、戦争を体験した人はどんどん少なくなり、その体験を若い人に話してくれる人は更に少な

い。

報道機関もこの時期だけ火がついたように報道するが、15日が過ぎれば、知らぬ顔の半兵衛です。

敗戦後73年目となる15日は心静かに正午を迎えて、真摯に黙祷を捧げ、いま一度先人を偲び、平和の大切さを考えてみたいものです。

2018.08.10
明日は星降る夜の音楽会
テーマ:境内

 

山の日として国民の祝日となる明日、11日は当神宮では「七夕祭」が行なわれます。

午後3時頃から七夕有志の会による楽しい食べ物・飲み物いっぱいの「縁日コーナー」が開店します。

午後7時からは拝殿にて「七夕祭」がとり行なわれ、この中で巫女による神楽もあり、多くの人が参列されます。

自由に参列できますので、どうぞ子供さんとご一緒にお進み下さい。

お祭が終ると社務所前では、境内一円に設置された七夕竹アートの点灯式があり、年々に光輝くアートもライトアップも工夫がこらされ

て、幻想的な光の世界が演出されます。

この雰囲気の中で「星降る夜の音楽会」となり、天理大学雅楽部と天理シティーオーケストラによるコンサートが始まり、輝く光の中で洗

練された音による芸術が神宮の森に響きわたります。

どれも参加は自由となっていますので、家族お揃いでお越し下さい。

(七夕竹アートのライトアップは8月17日まで、点灯時間は午後7時から午後9時30分まで)

2018.08.09
七夕祭-縁日コーナー
テーマ:境内

 

今月の11日より、2018-日本最古の神社から夢を未来へつなげよう「石上神宮の七夕」-がはじまります。

この日午後7時より拝殿にて七夕祭を斎行、児童・子供を含めて多くの方の参列があります。

これより前、午後3時からは社務所下の駐車場で「お腹いっぱい!」家族みんなで楽しめる縁日コーナーがオープン、午後5時から七夕宝

剣祭りが開始されます。

午後7時の七夕祭が終れば、社務所前に組まれた特設舞台にて七夕竹アートの点灯式が行なわれ、続いて「星降る夜の音楽会」が始まりま

す。

これらの主催は「天理の七夕有志の会」によるもので、今年で5回目となります。

当日の参加は自由となっていますので、楽しみにお越し下さい。