石上神宮フォトログ 山の辺の杜から
2017.03.06
つくづくし出(い)づ
テーマ:境内

土の中から出てくるツクシは、その形が筆に似ているところから漢字では土筆と書きます。

頭の松かさ状の部分から胞子を飛ばすので、筆の花とイキな名前も付いています。古名はつくづくしで「源氏物語」に出ています。

幼少の砌には、ビニール袋を持たされて土筆摘みに出かけ、家では指が土色になるほど袴も取りました。

そのあと、塩を入れて湯でさっとゆでて水にさらしてから、テンプラや卵とじにしていただきました。

少々子供には苦かった記憶がありますが、その何とも言えない野性の味が、今では魅力で毎年食しています。

カロテンが多く含まれていて、体中でビタミンAにかわり、カルシウム・鉄分などのミネラルもあり、美肌の維持に良いそうですよ。

随分古くから日本にあったように思えますが、「万葉集」にはすぎなもつくしも登場していないみたいです。

万葉人が食べていたら、どう表現したのか、少々残念です。