石上神宮フォトログ 山の辺の杜から
2017.07.07
東西睨(にら)む鬼瓦
テーマ:境内

 

楼門は棟木の墨書銘より文保2年(1318)の建立であることがはっきりしていて、腐朽に伴って順次各所の修理が行われているものの、

鎌倉時代後期の様式をよく残していることより、国の重要文化財に指定されています。

近年の修理では大正13年、昭和36年、昭和61年となっており、おおよそ30年前後で屋根の葺替を中心に部分修理も実施されていま

す。

建物は上層と下層に区分され、所謂2階建ての構造となっています。

檜皮葺(ひわだぶき)の屋根の最上部、大棟(おおむね)の両端となる東・西には鬼瓦がついており、境内の最高所から怖い顔で邪神の侵入を

防ぎ、神域を見守っています。

「鬼瓦」と題する狂言があり、自国に帰る気の弱い大名がお参りしたお堂の屋根の鬼瓦を見て、国にいる女房の顔を思い出して泣くという

ものがあります。

皆様のところは大丈夫ですか。