石上神宮フォトログ 山の辺の杜から
2017.10.01
風の継ぎ目に香りあり
テーマ:境内

 

日中の日向はまだまだ暑さを覚えますが、朝夕はめっきり涼しくなり、境内に聞こえていたミンミン蝉の声もすっかり鳴りを潜め、静寂の

森となっています。

日の落ちる頃になると何処からともなく、甘い香りが漂って来ます。

夕刻近くになると、漂ってくるのか、すでに漂っているのか、何かの拍子にはっと気付くのか、金木犀の香り。

辺りを見渡して、その主(あるじ)を探しますが、なかなか見つかりません。

香りは人間の進化において、五感の中で最も早く発達した感覚と言われています。

その昔嗅ぎ分けることが、生命の維持の絶対条件であったことに起因すると言います。

そう言えば何か怪しい食物を前にするとまず嗅いでみるのは、人類発生の原初の行動であったかも知れません。

香りが一瞬にして、遠い遠い幼い頃の情景を思い起こさせることがあります。香りのパワーです。

香りと大脳の結びつきの研究も進んでいるとか。

金木犀は大いに歓迎されますが、おっさんの老人臭はあきませんね。お互いに気をつけましょう。(余計なお世話ですか?)