石上神宮フォトログ 山の辺の杜から
2017.11.07
菊水に肖(あやか)る
テーマ:境内

 

今日は立冬で暦の上では冬の気が立つ日、この時期は秋と冬の別れ日となり、昼間は秋で、朝夕は冬の到来を感じさせます。

社務所玄関前の菊も朝晩の冷え込みをうけて花開き、昼頃には馥郁(ふくいく)たる芳しい香りが漂ってきます。

『万葉集』に菊一首も詠われていないので、中国大陸から日本に請来したのは奈良時代の中・後期と思われます。

それ以降日本人も大好きな植物となり、彼地の風習にならい葉や花を蔭干しをして、粉にしてお酒に入れていただくと長命を保つとか、菊

花を盃にうかべ菊酒として、また菊の被綿(きせわた)と言い、菊花に綿をかぶせ、その露や香を移しとり、その綿で体を拭う、或いは菊水

として口に含むなど、長寿を祈ったものです。

私もこの日本伝来の風習を大切にし、日本文化を守るためにも菊に肖り、もう一つのアルミ缶とあわせて菊水を頂こうと思っています。