石上神宮フォトログ 山の辺の杜から
2017.11.21
鎮魂祭
テーマ:境内

 

日本人は古来、自然のあらゆるものに神が宿ると考え、その恩恵をいただいて、日々暮らすことができ、この神なるものは「タマ」と呼ば

れ、霊魂の存在を確信していました。

このタマはすべてのものに宿り、人間にもあって体からぬけ出たり、他のものに付いたり、浮遊したりするするものと認識しており、病気

や死はこのタマの衰弱、あるいは遊離によって起こり、この危機を救うため、タマを振り、ゆり動かして、活発にする、また増殖すること

で、活力あるタマとなり健康な身体になると考えていました。

『日本書紀』の天武天皇14年11月24日の条に天武天皇が病に倒れられた時、回復を願って、「みたまふり」をしたことが記されてい

ます。

このように内なるタマを活性化させる魂振り(たまふり)は、古い時代より行なわれており、物部氏が伝えた魂振りの行法は、当神宮に伝え

られ、鎮魂祭を「みたまふりのみまつり」と訓み、今に行なわれています。

前回に続いて少々難しい話題になりましたが、いつの時代もこうした神様の力をいただいて健康を望み、求める前向きな心にかわりはあり

ません。

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