石上神宮フォトログ 山の辺の杜から
2018.01.28
31日はブルームーン
テーマ:境内

 

月末の31日は皆既月食の日となります。

基本的なことですが、月食は太陽・地球・月が一直線に並び、太陽の光をうけて地球の影が月にかかり、だんだんと欠けていく現象で、満

月の時だけに起こります。

中でも月がすっぽりと隠れしまう月食を皆既月食(かいきげっしょく)と呼び、なんと今年は7月にもあって計2回もあり、今回は午後9時

頃から欠けはじめ、10時前後にはすべて隠れうっすらと赤くなった皆既の月が1時間以上続き、日付の変わる頃には再び真ん丸お月様に

もどります。

今月は満月が2日と31日の月2回あり、世間では2回目の月をブルームーンと呼んで、めったに起こることではないので、見られたら幸

せになるとか言っています。

決して月がブルーになることはなく、ブルームーンがうっすら赤く染まる稀なことなので、本当に願いが叶うかもしれません。

天気が良くて夜に何もすることがなく、暇な人は寝る前にでもちょっと見てみては、グッドラックかもね。

2018.01.24
極寒を一樹で構える
テーマ:境内

数年に一度と言うような寒気が北からやってきて、凍る寒風が吹き荒(すさ)び、境内には晩秋に樹々の残した枯葉、枯枝が振るい落とされ

ています。

昨秋から何日となく強風に吹かれて、落ちても落ちてもまだ残る落葉広葉樹、針葉樹、銀杏だけは年の暮れにすでに葉一枚も残さず落とし

て、今は枯銀杏となっています。

樹令三百年と言ってもすべての葉を落とすと、すっかりスリムな体型となって、じっとこの寒さに耐えているようにも見えます。

幾度の冬を耐え忍んで来たのか、むしろ巨大なその寒木はどっしりと構えて、極寒に正面から対峙(たいじ)しています。

2018.01.20
豆撒きと厄払い
テーマ:境内

豆撒きは節分の夜に鬼を追い払うためとして、豆を撒く行事で皆さんも3日の夜にされると思います。

子供の頃は豆撒きもしましたが、その他に年令の数だけ大豆を半紙に包んで、体をなでて厄を払い、翌日の早朝に氏神様の賽銭箱の上に置

いてきたものです。

江戸の頃にはこの厄払いを請け負う厄払いものもらいと言うような人達がいて、紙子頭巾(かみこずきん)を被って、節分の夜に町内を廻

り、厄払いの一通りの文言を大声で上げ、厄年の人より厄落としの豆にあわせて、いささかの金子を受け取っていたことが世間物に出てき

ます。

井原西鶴の『日本永代蔵』にはさる大名の厄落としの金子が四百三十両とあり、かなりの高額であったことが記されています。

厄難・いろいろの災難・不安・苦しみなどからのがれる、免れる方法として、いろいろの行事が古代から数多くあり、伝統ある儀礼として

今に伝わっています。

なにげない行事にも私たちの祖先の賢明な生きる智恵と言ったものを伺い知ることができます。

2018.01.17
春探し
テーマ:境内

 

季節の移り変わりやその年の天候の状態をみるものとして、「生物季節観測」というものがあります。

気象庁が実施している観測の一つで、開花日、動物の初見日、初鳴日などがあります。

最近は結構ズレていることもあり、悩ましいことですが全国とそれぞれの地域により種目が決まっています。

この生物観測規則の開花項目では、ウメ、ツバキ、タンポポ、ヤマツツジ、ノダフジ…などあり、一年の始まりは梅となっています。

この梅も白梅の白加賀と言う品種で、近いうちに寒い冬に飽きてその開花が報道されるものと思われます。

ここ2,3日は10度を越える日となったので、境内の紅梅や如何に、と探(さぐ)りに行くと蕾の気配も見えず、雨粒をつけて寒さに耐え

ているようにも見えました。

しかしながら枝の全体を見ると紅色ぽく色づいていて、ちょっぴり早い春を連想させました。

20日が大寒なのでまだまだ油断は禁物、それでも寒い時の春探し、乙(おつ)なものかもしれません。

2018.01.14
明日はとんど
テーマ:境内

近辺の氏子地域では先週の日曜日にそれぞれの村の公園あるいは路辺で実施されていた所が多いようです。

当神宮においては、曜日に関わらず毎年15日に決めて執行しており、正月飾り、注連縄などが小山のように積み上げられています。

拝殿にて午前9時から15日の月次祭が行なわれ、続いて出雲建雄神社(いずもたけおじんじゃ)の例祭があり、10時過ぎから古神符焼納

祭となります。

民俗行事として、村々にて一定の場所に注連縄などを積み上げて焼き上げることは、平安時代の記録にあり正月15日また18日に「三毬

杖(さぎちょう)」、「左義長」などと呼ばれ、全国で行われています。

この火にあたると健康で過ごせるとか、餅や団子をこの火で焼いて食べると病気にかからないと言われていますので、どうぞお越し下さい。