石上神宮フォトログ 山の辺の杜から
2018.04.19
海石榴(つばき)の華に似たり
テーマ:境内

 

『日本書紀』天武天皇(下)の五年夏四月四日の条の中に「瑞鶏(ずいけい・あやしきとり)を貢(たてまつ)る。その冠(さか)、海石榴(つば

き)の華に似たり」と出ていて、鶏のとさかが椿の花のようにおめでたい赤い色をしていたので、貢ったことが記されています。

当時は赤や白や黒色の目を奪う珍しいものはおめでたく、これを献ずることがひんぱんに出てきます。

「とさか(鶏冠)」の「と」はとりのことで、「さか」は冠のことでまさしく読んで字の如くです。

通常とさかは赤色で、鶏の中でも雄はホルモンの分泌によりこれがよく発達しており、この色は表皮下の血管色が見えて赤々としているのです。

トサカは単冠、バラ冠、クルミ冠、エンドウ冠などの区別があって、写真のものは単冠です。

これの機能として、威嚇や求愛などのための飾りで大きく見せて目立つためのもので自己誇示のアイテムです。

人間にもたまに大きなトサカのある人がいて、困ったものですが、これを鶏冠に来ると呼び慣わしています。

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