石上神宮フォトログ 山の辺の杜から
2018.05.23
そよ吹雪は無名画家
テーマ:境内

 

社務所の向い側には鏡池があって、江戸時代の絵図には「石上池」と記され、相当古い時代からあったものと思われます。

ここには国の絶滅危惧種となる「ワタカ」(奈良県指定天然記念物)という草食を好む魚が生息しています。

この他にもコイ・フナ・ウナギ・亀など山から流れ込む養分豊かな水により、かなりの数の魚たちが生活しています。

残念ながら特別の浄水施設は設けていないので、鏡池と言っても真澄(ますみ)の鏡のようによく澄んでいるわけではありません。「水清け

れば魚棲(す)まず」で魚たちにとってはかえって好都合なのかも知れません。

それでも陽が上がる午前中には新緑の美しい色を水面に映し、その上をそよ風が渡ると、黒と緑色の見事なアブストラクト・アート(抽象

画)を描いて去って行きます。

どれも同じ画はないので、ボーっと見ていると楽しいものがあります。