石上神宮フォトログ 山の辺の杜から
2018.06.18
氷室の節句(ひむろのせっく)
テーマ:境内

 

蒸し暑いこの頃は冷たいものが欲しい時でもあります。

古代の人も夏には冷たいものが大好物であったようで、珍重していた様子を伺い知ることができます。

『日本書紀』の仁徳天皇62年条に、氷室(ひむろ)と言って地面を掘って茅(かや)などを敷いた上に氷を置いて草で覆い、暑くなった頃に

水酒にひたして使うとあります。

『枕草子』にも「あて(貴重・上品)なるもの」として、かき氷に甘葛を入れて、いただいたことが記されています。

平安初期の『延喜式』には、朝廷へ氷室から氷を献上する規定があって、4月~9月(夏から秋)の間は毎日運ばれていたことがわかりま

す。

江戸時代には氷室の節句と称し、陰暦6月1日に宮中では臣下が氷室の氷を賜り、それにならって民間では保存して置いたお正月の鏡餅を

氷餅と称していただいていました。

こんなことを書いていると御中(おなか・腹)のむしが騒ぎだして、今夜は氷餅ならぬ氷酒を頂戴したいと思います。

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