石上神宮フォトログ 山の辺の杜から
2018.07.25
鏡池にワタカ
テーマ:境内

 

ワタカとはもと琵琶湖周辺に生息していたコイ科に属する淡水魚で、最近はめっぽうその数が減り、国の絶滅危惧種になっています。

そのワタカが当宮の鏡池にコイやフナ、一匹のアカミミガメと一緒に仲良く棲んでいます。

このワタカは神宮から歩いて10分ほどの所にあった内山永久寺の本堂の前にあった池から移されたもので、永久寺は明治の神仏分離で絶

えてしまい、消えた幻の大寺院と言われ、今は本堂池と周辺にわずかに石垣があり、それのみが当時の面影を留めています。

ワタカは水草類を主食としており、当地ではそのことより馬魚(ばぎょ・うまうお)と呼んでいて、その形も背面が盛り上がっていて、少々

ウマらしい姿となっています。

時折に木洩れ日の差す水面に上がってきて、涼しげに泳いでいますので、チャンスがあれば見られるかも。

(現在の出雲建雄神社の拝殿はその内山永久寺から移されたもので、国宝になっています。)