石上神宮フォトログ 山の辺の杜から
2018.08.01
八朔(はっさく)は奥深い
テーマ:境内

 

今日は8月の朔日(さくじつ・ついたち)で、昔からこの日を八朔(はっさく)と呼び、ものを贈る習慣のあった日で、決してミカンの品種の

ことではありません。

この八朔の日は明治の初年までは五節供の一つとして、公式の祝日になっていましたが、明治5年の改暦後はなくなっています。

この日、風を防ぐ風祭や稲(田)の実りを祈願するなど大事な日で、日頃お世話になっている人へ贈物がされていました。

また徳川家康の江戸入城の日で、諸大名・旗本がこの時期にあわせて白帷子(しろかたびら)で登城し、贈物をしていました。

一般にこの日を田の実の節(たのみのせつ)と呼び、田の実の豊作をたのむ日で、神社によっては八朔祭が行われています。

八朔の諸行事が今の時期の感覚にあわないのは当然で、これはあくまでも旧暦のことで、今年で言えば、9月10日に当り、これなら納得

がいきます。

日本の文化・習俗はいろいろなものが重なって成り立っており、奥が深く八朔の詳細についてとても紙数が足りません。

食べるハッサクの方が余程サッパリしています。