石上神宮フォトログ 山の辺の杜から
2018.11.12
ねんねんころり
テーマ:境内

 

境内にはカシ(樫・橿)やナラ(楢・柞)・シイ(椎)などの実のなる樹木も多く、幹廻りが4mを超えるイチイガシも立っていて、晩秋のこの

時期、風が吹こうものなら、その実が一斉に落ち、廻廊ほか銅板葺きの屋根に当って、バラバラと驚くほどの大きな音が響き渡ります。

この実は何の疑問もなく小さい時から団栗(どんぐり)と言ってきたが、よくよく調べると団栗とは、カシ、クヌギ、ナラなどブナ科の実の

総称で、一種類に限定したものではないらしい。

『万葉集』にドングリは「つるばみ(都流波美・橡)」と出ていて、6首以上詠まれていますが、何れも実のことではなくて、実や下のかさ

を煮た汁で染めた地味な濃いねずみ色の衣を指しています。

ちなみに漢字では団栗と表記、団は円と同じ丸いと言うことで(団扇=うちわに同じ)、栗の実のように小さくて団(まる)いので、団栗と書

いて、どんぐりと呼んだらしい。

  団栗の寝ん寝んころりころりかな 一茶