2018.11.22
御初穂(おはつほ)
テーマ:境内
初穂とはその年最初にみのった稲の穂を言い、これをはじめとして穀物、野菜・果物、広くは狩猟、漁業を含めて初物と称し、まずは神様
に供えるのを常としてきました。
年初より天地の神に順調なみのりを願って、いろいろな祈りが捧げられ、祈年祭、おんだ祭(お田植祭)、野神祭、早苗振祭(さなぶりさ
い)、虫おくり、風鎮債そして初穂を供えて神様に感謝する新嘗祭となります。
この初穂で思い浮かぶ四字熟語が「粒粒辛苦(りゅうりゅうしんく)」で、お百姓さんの一粒一粒にかける苦労のひととおりでないこと、秋
の収穫にむかってコツコツ苦労を重ねて努力することを言っています。
今年は異常高温、日照の問題、相次ぐ台風などで、当地の出来ばえとしては少々粒が小さかったそうです。
明日23日当神宮では新米そして新米で造った白酒はじめ海川山野の味物(たなつもの)を供えて、神様に感謝する新嘗祭があります。
皆様も粒粒辛苦を思い、感謝の気持ちをもって、おいしい新米を食べ、新しい活力をいただいて下さい。