石上神宮フォトログ 山の辺の杜から
2018.11.29
着飾るお姫様
テーマ:境内

 

お姫様と言っても人間のことではありません。

今見頃を迎えている美しい紅葉をつかさどっていらっしゃるのは竜田姫(たつたひめ)という女神なのです。

これは今に始まったことではなく、時は奈良時代、紅葉の名所となっていた竜田山は奈良の都から西にあたり、当時流行していた五行説で

西は秋に当たり、美しい紅葉の神様は竜田山におられる竜田姫ということになっていました。

それでは春はと言うと、五行では春は東にあたり、都の東方にある佐保山におられる佐保姫が春の桜をつかさどる神様となっていました。

醍醐天皇がつくらせた『古今和歌集』秋下に「竜田姫手向くる神のあればこそ秋の木の葉の幣(ぬさ)と散るらめ」と詠われたりしていま

す。

今当地は秋色を染め出す竜田姫様が各所に降臨なさっておられるに違いありません。

どのような美しいお顔をしておられるのか夜目遠目モミジごしに一目拝したく存じます。

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