石上神宮フォトログ 山の辺の杜から
2018.12.21
天皇誕生日
テーマ:境内

 

来る23日は国民の祝日となる天皇誕生日で、あまり用いたくはないけれど、次の天皇誕生日は再来年となります。

天皇誕生日の呼称は終戦によって、明治元年に制定された天長節(てんちょうせつ)より改称されたものです。

「天長節」の語はその明治初年より新たに用いられた名称かと思っていたら、初見はどうも『続日本紀』の光仁天皇(こうにんてんのう)の

宝亀6年10月13日の条、続いて仝10年10月13日にも記載があり、「この日天長節に当たれり、君臣を宴し、禄を賜う」とあっ

て、奈良時代後期にすでに用いられていたものです。

この語は更にさかのぼって、唐の時代玄宗皇帝が老子の「天長地久」の語に基づいて始めたと言うそうな、それが我国に伝来。

天地とともに天子の寿命の限りないことを願うという意味です。

同じような意味で『日本書紀』の神代紀に天壌無窮(てんじょうむきゅう)があります。

年の暮れに当り、各種の自然災害の多かった年が過ぎて、来る年は五風十雨(ごふうじゅうう)おだやかな世の中であることを願うばかりで

す。