石上神宮フォトログ 山の辺の杜から
2018.12.26
神庫祭(ほくらさい)
テーマ:境内

 

拝殿の後方、禁足地の中に扉が左右にあって、御鍵(みかぎ)が2つある神庫(ほくら)と呼ぶ建物があります。

ほくらの「ほ」は秀の意味で、ひいでていること・すぐれていることの意で、古来より御神宝(ごしんぽう)を蔵する庫として特に神庫と称

されていて、校倉造り(あぜくらづくり)となっています。

当神宮には古くより本殿が無かったことより、大切なものをおさめる神庫があったとみえて、『日本書紀』垂仁天皇87年2月5日の条

に、石上神宮のご神宝を管理するイニシキノミコトが年老いたので、妹の大中姫にその役目を託されたところ、姫は「私はか弱い女です。

どうして神宝をおさめる高い立派な天神庫(あめのほくら)に登ることができましょうか」と言って辞退されたことが記されています。

ご神宝を蔵していること、つまりは神格の宿るこの神庫の前で、一年の終りに当り、12月31日午後3時より神庫祭(ほくらさい)が行な

われます。

この祭典に参列の時だけ、祭員と一緒に禁足地に参入することが許されます。

当日は引き続いて大祓式、除夜祭が執り行なわれますので、ご一緒にご参列下さい。