石上神宮フォトログ 山の辺の杜から
2019.01.14
古神符焼納祭(こしんぷしょうのうさい・とんど)
テーマ:境内

 

本日がいわゆる成人の日で、明日15日が当宮では大とんどの古神符焼納祭の日となっています。

今朝から大とんどの日の問い合わせがひっきりなしにありましたので念のため。

成人の日は「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます」という趣旨の国民の祝日で、20歳という決

まった歳の青年男女を対象としたものです。

たしか平成12年から1月15日が現行にかわりました。

成人の皆様にはお祝い申し上げます。

その決まった男女に対して、自治体などが行う成人式の日は日が一定ではなくて、第2月曜日と言う動く日になっているのは少々納得しが

たいものを感じます。

昔から1月15日は1月1日を大正月と言うのに対し、小正月と言われ、かつて農耕社会にあっては満月の日で(旧暦では15日はいつ

も)、望(ぼう)の正月と言い、この日は祖霊を迎えてその力をいただく大切な節目の日とされていました。

今でも地方では14日から16日にかけては重要な諸行事が行なわれています。

当神宮では古い伝統にたって、曜日に関係なく15日に固定して、大とんどをしています。

この火にあたると一年間風邪をひかず元気に過ごせるそうです。

どうぞ午前10時頃にはお越し下さい。

2019.01.12
力作展示中
テーマ:境内

 

古くはお正月に初めて書や絵をかくことを書初めと言い、正月2日の行事となっていました。

元旦の朝に一年の邪気を除くとされる若水をくみ、それを墨ですり、その年の恵方(今年は東北東)に向かって、筆で書くことが公家・武家

の中で行なわれ、寺子屋のブームとともに一般家庭にも広まりました。まあ今で言うところの仕事始めのような感覚だったのでしょう。毛

筆の出番がなくなるとだんだん衰退。

今に残るのは社寺に奉納する書初め大会なのかも知れません。

当宮においても4・5日の両日に主として、小学生の子供たちが、使いこんだ筆と硯を持参して、与えられた課題を真剣に書いていまし

た。

その筆の動きはゆっくりと強い力の入る所、ゆっくりとぬける所、日頃の稽古の成果が見事に出ており、見ていて気持ちの良いものでし

た。

その見事な作品が今月26日まで、境内の廻廊に展示されていますので、どうぞ御覧下さい。

(私がかけば、かくはかくでも恥の方、あーあ。)

2019.01.08
イノシシの目
テーマ:境内

 

本年のエトのイノシシに因んで、神社の装飾に猪目(いのめ)と呼ばれるハート形の模様が各所に見られます。

このハートの形が猪(いのしし)の目に似ているところからの命名と言われています。

夜の境内巡視でたまさか至近距離でゴソゴソしている猪にでくわすことがありますが、その目を面と向かって観察する勇気はないのでハッ

キリ確認はできませんが、ハート形が本当にイノシシのことを指しているのか疑問をいだいています。

どうやら中国が起源で、仏教建築の伝来と共に我国へ。

当神宮でも本殿、拝殿、回廊にまた釘隠し(くぎかくし)をはじめ各種の金具にも用いられ、刀剣や鎧(よろい)にも意匠として使われていま

す。

後世にいろいろな意味が付加されて、猪目は火除け、厄除け、魔除けの力があると言うことです。

写真は棟木(むなぎ)や桁(けた)の先を隠す懸魚(げぎょ)で、猪の目懸魚と言われるものです。

老眼の私にはどう見てもハート二つと逆さになったミッキーにしか見えません。

2019.01.04
初笑い
テーマ:境内

 

もう「初笑(はつわらい)」はお済みですか。

笑うこと、笑う動作が心身の健康増進、延命長寿につながることが最近医学的にも実証されてきています。

この効用はすでに万葉の時代からわかっていたらしく、『万葉集』に正月五日のお正月の賀宴で、大伴家持の歌として「正月立つ(むつき

たつ) 春の初めに かくしつつ 相(あい)し笑(え)みえてば 時じけめやも」とあって、年の初めから笑っていれば、きっと良いことがあ

る年になるよと言ったような内容です。

いわゆる「笑う門には福来る」と言うことで、笑いの多い家は明るくて楽しそうで、そんな家人と話していると、こちらもなんだか気持ち

が豊かになるものです。

やっぱりシブイ顔よりにっこりしている方が素敵で美しく見えるものです。特に女性のお方は。

せめて1年の始めの月ぐらいは笑いの最強パワーをいただくためにも、ニッコリとしていましょ。特に・・・。

2019.01.02
淑気満つ(しゅくきみつ)
テーマ:境内

 

新年あけましておめでとうございます。

本年一年もよろしくお願い致します。

お力を新たにされた石上大神様の大前も淑気に満ち満ちています。

「淑気」とは新春のめでたい気分が天地あまねく行き渡り満ちていることを言っています。

いかにもお正月の華やいだおめでたい雰囲気が表れていて、新年の季語にふさわしい言葉だと思います。

今年は何だか良いことがありそうで、楽しみにしたいものです。

それでも日本を含む地帯はどうも地雲の活動期に入っているようで、それへの心構えと対策は怠ることなく備えたいものです。

今年の心構えとしてはエトの亥にあやかって、何でもネガティブではなくて、ポジティブに受け入れて目標に向って、まっすぐ前向に進め

ていく年にしましょう。

皆様にとりましても前進できる良い年となりますよう祈っています。