石上神宮フォトログ 山の辺の杜から
2019.02.24
覗き込む
テーマ:境内

 

ニワトリ君たちの餌の穀類を目当てにスズメの来訪が繁くなってきました。

今頃から夏にかけて、スズメが営巣する時期に入るので、余計に活動が活発になっているみたいです。

スズメは「舌切り雀」ではないが、人間が改良した穀物のおいしい味を覚えたせいか、我々の生活圏の範囲内で暮らしているようで、すで

に人がいなくなった廃家、廃村ではやがていなくなると言う。

人とともに生活しているスズメなのに、『万葉集』にはとりの名称では題詞も含めて100ヶ所以上出てくるが、「すずめ」の名では登場

しない(少し不思議)。

『十訓抄』(1252年成立)に奥州に流された藤原実方(さねかた)は都に戻ることを願いながら、かの地でなくなってしまい、その霊がス

ズメとなり、懐かしい皇居の台所に飛びもどって飯をついばんだことが記されています。

そんなことを知ってかどうか、ニワトリ君たちは見て見ぬふりをしています。⑬