石上神宮フォトログ 山の辺の杜から
2019.02.27
開門は午前5時まえ
テーマ:境内

この期間の毎朝5時はまだ真っ暗ですが楼門はすでに開いています。

厳寒の頃に比べると、朝の神様へのお供物をする日供祭(にっくさい)もひどく肌寒い思いをしなくなり、おまけに夜明けもだんだん早くな

って、少々動きやすくなってきています。

それでも清少納言の『枕草子』に言う「春は曙。やうやう白くなりゆく山ぎは、少しあかりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる」の趣き

には程遠く、午前6時半頃にならないと明るくなってきません。

この頃を古来「彼は誰時(かはだれどき)」と表現されていて、明け方にあれはだれと見分けがつかない時で、夕方はもっぱら「誰そ彼時(た

そかれどき)」と言っていたようです。

『万葉集』に「あかときのかはたれ時に島陰をこぎにし船のたづき知らすも(20-4384)」と出ています。

こんな時にハッキリしない人影が見えたりすると、眠気はすっとんで、あまり気持ちの良いものではありません。

どうも春の早朝はボンヤリした感が強く、夏のキッパリした朝とはずい分違っています。

(ただ単に眠いだけなのかも知れません。)⑪