石上神宮フォトログ 山の辺の杜から
2019.03.31
つきぬ夢
テーマ:境内

 

朝に桜の開花が始まり、やがて日暮れて月光に照らされるその花は朧なる月の光をうけて桜色ににじんでいます。

秋の澄み渡った空に皎々と光る月とは対照的に湿気を帯びて、少々温かい空気を伴なって花の芳香が漂うと、春特有の何とも言えない艶

(なまめ)かしさを感じます。

『更級日記』に菅原孝標女(すがわらのたかすえのむすめ)の詠んだ歌として「あさ緑花もひとつに霞みつつ 朧に見ゆる春の夜の月」があ

り、ある夜に宮に仕える女が友達といる所に貴公子がやって来て、簾(すだれ)ごしに春と秋のどちらに心惹かれますかとの問答に応じて答

えた歌とあります。やはり春の月は何やら妖艶なものなのかも知れません。

この月に最近の研究によると「水」が存在し、しかも有効な資源もあるらしいことがわかってきました。これにあわせて月面生活圏の構築

も模索されています。

小子も夢大きい月の宝物探しにカウントダウン完了し、ちょっと行ってきたいと思います。ではいつの日かまた。①