石上神宮フォトログ 山の辺の杜から
2019.01.23
文化財防火デー
テーマ:境内

 

1月26日の第65回文化財防火デーを迎えるにあたって、当神宮では本日午前10時より消防訓練を行いました。

今日は宮司が「一日文化財防災官」の委託を受けたことより、例年よりも大規模となり、はしご車も出動し神宮職員をはじめ、自警団、天

理消防署、広域消防組合、消防団、市の文化財課、警察、報道関係など50名を越す訓練となりました。

今日の訓練を知らずに来られた参拝の方々は、一斉放水をはじめ隊員の機敏な行動に、しばし熱心に見入っていました。

空気の乾燥するこの時期は火の始末に注意をはらい、特に火のついている間は油断禁物です。

戸締り用心、火の用心をどうぞ励行下さい。

2019.01.21
はっけよい
テーマ:境内

 

かの辞書には「相撲の行司が、土俵の上で力士に向かって動きを求めて発する掛け声」とあります。

原意は「八卦良い」とも「発気揚揚」また「発気用意」との説明がありますが、どれも少々納得できません。

今朝の新聞には、天皇陛下、皇后陛下が大相撲初場所をご観戦になり、これが平成に入って23回目で、平成最後の天覧相撲と報道されて

いました。

事にふれて平成最後と報道されることに心が痛みます。

この初場所に刺激を受けたわけではないでしょうが、神宮のニワトリ君も参道で面と向かってにらみ合って立ちすくみました。

ここで思わずハッケヨイと掛け声をしたくなる程で、いざ空中戦かと思いきや、何事もなかったかのように離れて行ってしまいました。

(あまりの突然に後ピンでした。あーあ)㉔

2019.01.17
霜のおく
テーマ:境内

 

ここ数日、出掛けの朝の景色は霜が降り清新な白い色が、何とも魅力的でついつい見とれてしまいます。

『枕草子』にも「冬はつとめて霜のいと白きも」とあって、清少納言もその白さに関心を寄せています。

それでも厳寒ということではなくて、1時間もすれば忽ちに解けて、普段の殺風景な表情になってしまいます。

寒い時には霜を出すそうで、これを霜の声と言って、「しんしん」と聞こえるそうです。寒い時は五感の中でも聴力が豊かになるみたいで

す。

霜とは別物ですが霜柱も踏み入れると微妙な崩れる音がします。子供の頃は霜柱を踏んで楽しんでいたものですが、最近は温暖化のせい

か、踏むほどの霜柱を見たことがありません。

悲しきかな、やはり年のせいでしょうか、幼い頃が想起されるのは。㉕

「霜柱はがねのこゑをはなちけり 石原八束」

2019.01.14
古神符焼納祭(こしんぷしょうのうさい・とんど)
テーマ:境内

 

本日がいわゆる成人の日で、明日15日が当宮では大とんどの古神符焼納祭の日となっています。

今朝から大とんどの日の問い合わせがひっきりなしにありましたので念のため。

成人の日は「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます」という趣旨の国民の祝日で、20歳という決

まった歳の青年男女を対象としたものです。

たしか平成12年から1月15日が現行にかわりました。

成人の皆様にはお祝い申し上げます。

その決まった男女に対して、自治体などが行う成人式の日は日が一定ではなくて、第2月曜日と言う動く日になっているのは少々納得しが

たいものを感じます。

昔から1月15日は1月1日を大正月と言うのに対し、小正月と言われ、かつて農耕社会にあっては満月の日で(旧暦では15日はいつ

も)、望(ぼう)の正月と言い、この日は祖霊を迎えてその力をいただく大切な節目の日とされていました。

今でも地方では14日から16日にかけては重要な諸行事が行なわれています。

当神宮では古い伝統にたって、曜日に関係なく15日に固定して、大とんどをしています。

この火にあたると一年間風邪をひかず元気に過ごせるそうです。

どうぞ午前10時頃にはお越し下さい。

2019.01.12
力作展示中
テーマ:境内

 

古くはお正月に初めて書や絵をかくことを書初めと言い、正月2日の行事となっていました。

元旦の朝に一年の邪気を除くとされる若水をくみ、それを墨ですり、その年の恵方(今年は東北東)に向かって、筆で書くことが公家・武家

の中で行なわれ、寺子屋のブームとともに一般家庭にも広まりました。まあ今で言うところの仕事始めのような感覚だったのでしょう。毛

筆の出番がなくなるとだんだん衰退。

今に残るのは社寺に奉納する書初め大会なのかも知れません。

当宮においても4・5日の両日に主として、小学生の子供たちが、使いこんだ筆と硯を持参して、与えられた課題を真剣に書いていまし

た。

その筆の動きはゆっくりと強い力の入る所、ゆっくりとぬける所、日頃の稽古の成果が見事に出ており、見ていて気持ちの良いものでし

た。

その見事な作品が今月26日まで、境内の廻廊に展示されていますので、どうぞ御覧下さい。

(私がかけば、かくはかくでも恥の方、あーあ。)