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石上神宮[いそのかみじんぐう]公式サイト

神話にみる 石上神宮の神様
布都斯魂大神(ふつしみたまのおおかみ)
表紙へ布都御魂大神(ふつのみたまのおおかみ)布留御魂大神(ふるのみたまのおおかみ)布都斯魂大神(ふつしみたまのおおかみ)
天の石屋戸隠れ(いわやどかくれ)
須佐之男命は、高天原で乱暴な振る舞いを行います。これを見かねた天照大御神が天の石屋戸に隠れられる物語は、「天の石屋戸隠れの神話」として親しまれています。天照大御神が石屋戸に隠れられると天地は闇につつまれます。神々は様々なお祭りを行い、再び石屋戸から大御神をお迎えし、天地には再び光が戻りました。須佐之男命は罪を償い、出雲の国に追放されることとなりました。
八俣大蛇(やまたのおろち)を退治した霊剣
須佐之男命が出雲の国に降り立つと、老夫婦が嘆き悲しんでいました。わけを尋ねると、「毎年、八俣大蛇が現れて娘が次々に食べられ、最後に残った稲田姫もまもなく食べられてしまう」と言います。須佐之男命は勇敢に八俣大蛇を退治し、めでたく稲田姫と結ばれます。この時に大蛇を退治した剣が天十握剣(あめのとつかのつるぎ)で、後に石上神宮に祀らます。ちなみに大蛇の尾から出現した剣は天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)、または草薙剣(くさなぎのつるぎ)といい、後に三種の神器のひとつとされます。
石上布留高庭(いそのかみふるのたかにわ)
須佐之男命が八俣大蛇を退治した天十握剣は、「名づけて、蛇の麁正(おろちのあらまさ)という。これは今、石上宮(いそのかみのみや)に在(ま)す」(『日本書紀』)、また「今、石上神宮に在り」(『古語拾遺』)と記されているように、石上神宮で布都斯魂大神と称えてお祀りしています。また韴霊剣と天璽十種瑞宝は宮中でお祀りされていましたが、崇神天皇7年に物部氏の祖、伊香色雄命(いかがしこおのみこと)により石上布留高庭(いそのかみふるのたかにわ)、現在の石上神宮に遷し祀られました。石上神宮にはもともとは本殿がなく、この布留高庭(拝殿後方の禁足地)に主祭神が埋斎されていました。明治時代に禁足地を発掘、御神体の出御を仰ぐこととなり、本殿が造営されました。